ハリネズミのハリ子

20代会社員女子。日々感じたこと吐き出します。

バルセロナで奇跡的な体験をした話

こんにちは。ハリ子です。

今日も、旅の体験記です。後から考えるとあれは奇跡だったなと思う出来事について書きました。

 

バルセロナについて

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バルセロナは、フランス寄りのスペイン・カタルーニャ州にある都市です。

ヴィッセル神戸に移籍したことで話題になったイニエスタ選手が所属していた有名なサッカーチーム、FCバルセロナの本拠地としても有名ですね。

今なお建設中で2026年に完成予定の世界遺産サグラダ・ファミリアを手がけた天才建築家・ガウディの作品が多く存在する都市でもあります。

私が初めてバルセロナを訪れた際に抱いた印象は、「何度でもまた来たいと思う町」でした。

どちらかというと同じ場所を繰り返し訪れるよりも、自分の行ったことの無い場所に行きたいと思う人間でしたが、バルセロナは30代、40代と年を重ねることにまた違った楽しみ方ができそうだと、漠然と思ったのです。

夜遅くまで音楽が鳴り響き、なんだかそこにいるだけでウキウキしてくるような街の雰囲気がそうさせているのでしょうか。上手く言葉にできない魅力が、そこにはありました。

 

サグラダファミリア

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「唯一無二」という言葉がこんなにしっくりくる教会はなかなかない

今回の出来事について語る前に、サグラダファミリアの話をさせてください。

私はヨーロッパに半年間留学していたことがあり、ヨーロッパの教会は嫌という程見てきましたが、サグラダファミリアはその中でもずば抜けて素晴らしかったです。

ガウディという天才建築家の才能を感じずにはいられませんでした。

何がそんなに素晴らしかったのか。それは、内装です。

ヨーロッパの教会は、中に入ると少し暗い雰囲気になることが多いです。大きな窓があってもどうしても、光がなかなか入ってこないのです。だからこそ荘厳な雰囲気が生まれるのかもしれませんが。

 私は昼にサグラダファミリアを訪れたのですが、中はとても明るく、ステンドグラスを多く使っているので、キラキラと光が反射してとても綺麗でした。

訪れる時間帯によってステンドグラスの見え方も変わってまた違った楽しみ方ができるだろうなと思いました。

今まで教会の建築の細微さに感心することはありましたが、感動したのは後にも先にもサグラダファミリアだけです。

どんなにここで説明しても、百聞に一見はしかず。

是非生であの世界観を体感されることをオススメします!!

 

ここから、本題です!

夜ご飯を食べに、出歩いていた

バルセロナには一人で行ったのですが、たまたま現地に住んでいる人が案内してくれることになりました。

連れて行ってくれたのは、ピンチョスのお店。

ピンチョスとは、小さく切ったパンの上に色々な具材が乗っているスペインの軽食のこと。

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このように色々な味があって、自分が食べた本数分請求される仕組みです。

ちょっとしたバイキング形式になっていて、各自自分が食べたいものを取っていくスタイルでした。

 

ピンチョスの目の前のカウンターに座った

二人だったので、テーブルではなくカウンターに案内されました。

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ちょっとわかりにくくて申し訳ないですが、お店の様子はこんな感じ。

私はお店の入り口からすぐのカウンタースペースにいました。

もちろんカウンターだけではなく、店内をさらに奥に入るとテーブル席が並んでいました。

 

ピンチョス取りに行こう

せっかくだから、色々見て美味しそうなもの見つけたい、と思った私はピンチョスを物色しにいく事にしました。

”隣には連れもいるし、ピンチョスはすぐそこにあるし、カバンは置いたままでいいかな。”

そう思い、パスポートや財布など大事なものが全て入ったカバンを置いて、私は図の赤丸のスペースにあるピンチョスを取りに行ったのです。

唯一身につけていたのは、ズボンのポッケに入れていた携帯だけ。

 

…トントン

ピンチョスを取って何も考えずに食べていると突然、肩を叩かれました。

振り返ると、知らない男性が私のバッグを持っていました。

スペイン語はわからないので通訳してもらうと、どうやら「このバッグはお前のか」と言っているみたい。

お前のかも何も、私バッグここに置いてピンチョス食べてたけど…?と思いつつ頷くと、衝撃の事実が発覚!

知人の通訳によると、この男性はなんと私服警官で、たまたま怪しそうな人物を発見して追っていたそう。

怪しい人物が、私が席を離れた隙にバッグを掴んで逃走!

…しようとしたところを、捕まえてバッグを取り返してくれたそうなんです。

 

カッコよすぎないか…???

顔も行動もイケメンの警察官に、危うく惚れそうになりました(笑)

残念ながら英語が全くわからないようで、意思疎通が図れなかったですが。。

入り口から近い席で、貴重品が全て入ったバッグが置き去りになっているなんて、盗んでくれって言っているようなものですよね。

幸いにも、何も盗られた形跡はなし。

バッグの中にはどれくらいの価値があるものが入っていたかを申告する書類を書かされました。

どうやら、この金額によって盗もうとした側の罰の重さが変わるよう。

私が書類を書き終わると、イケメン私服警察官はにっこり微笑んで去っていきました。

去り姿も格好良かった。

 

反省

バルセロナでは、近年盗難の被害が多発しています。

盗まれた現金はまず、帰ってきません。

現金を抜き取られた財布が稀に道端に捨ててあることはあるらしいですが。

そう考えると今回の私は、盗難に遭ってもたまたま警官が追っていてくれて、無傷の状態でバックが帰ってくるなんて、奇跡だなと。

もうここで一生分の運を使い果たしてしまったかもしれない。。

というのはさておき、今回の私のケースのように、「隣に人がいて、ほんの少し席を離れる」という場合でも、荷物は盗まれることはあります。

海外にいると、日本は本当に平和だなあと思うのです。

リュックのチャック全開で歩いていると、リュック空いてますよ、なんて通りすがりの人に親切にも教えていただくこともありますしね。

でも、日本は日本。海外は海外。

自分の考えが甘かった、と反省しました。

 

海外旅行保険のススメ

海外では何が起きるかわかりません。

リスボンや今回のケースのような盗難、ロストバゲッジ、急な欠航による延泊等々、様々なアクシデントが起こりうるのが海外旅行です。

何か起きてから、”保険に入っておけばよかった!! ”と思うのでは、遅いです。

海外旅行に行かれる際(特に少し治安の悪い場所を訪れる際)には、海外旅行保険に加入することをオススメします。

 

それでは。