ハリネズミのハリ子

20代会社員女子。日々感じたこと吐き出します。

タンザニアでスーツケースがなくなった話

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こんにちは。ハリ子です。

今日はボランティアで2週間ほどタンザニアに行った際に、ロストバゲッジ(飛行機に預けた荷物が紛失、もしくはなくなること)した話について書こうと思います。

 

カタール経由でタンザニア

タンザニアへのフライトは、カタール航空を利用しました。途中、カタールの首都・ドーハのハマド国際空港で乗り継ぎがありました。黄色い大きなクマがモチーフの多くて綺麗で先進的な国際空港です。

ドーハから飛行機に搭乗しようとした際、機械が私のパスポートを読み込んだ途端、「ピー!」と不吉な音が。

受付にいた男性は電話を取り何やら話しはじめ、私に訛りの強い英語で、「お前のスーツケースの色は黒か?!」と怒ったような表情で何度も聞いてきました。

本当は私のスーツケースの色は赤だったのですが、急な状況でプチパニックになった私は頷いてしまいました。

男はまた電話で何やら話し始め、私はもしかしたら飛行機に乗れないのではないか?と心配したのですが、無事搭乗することができました。

 

タンザニアに到着

タンザニアに到着し、まずは入国審査。

タンザニアに入国するにはビザが必要なようなのですが、事前に何か必要な訳ではなく、その場で写真を取られてパスポートにビザが貼られました。

後からその写真を見ると、

私、目をつぶってるし、なんか全体的に斜めってる

ビザなのに、これでいいの???

と突っ込みたくもなりましたが、一緒に行っていた他のメンバーの中には写真すら撮られなかったという子もおり、タンザニアのセキュリティが少し心配になりました(笑)

 

私のスーツケースは?

タンザニアに入国し、手荷物を待つ。

どんどん他の子は自分の荷物を見つけて、荷物台の上の荷物が少なくなって行く中、私の荷物はいっこうに見つからない

そして、最後の荷物が。

これ、私のじゃない

 

あれ????これもしや、荷物なくなったやつ???

目の前が真っ暗になりました。

そういえば、ドーハで乗り換える時に、スーツケースがなんたらってすごい剣幕で聞かれたなとこの時思い出しました。

きっと、私のスーツケースがわからなかったので適当にスーツケースを放り込んだのではないかと思います。

 

多少何かがなければ自分で買うことのできる先進国とは違い、ここはアフリカ。

私はこれから2週間、下着の替えすらもない中でどうやって過ごしたらいいのだろうか?

と一気に様々な不安が押し寄せる中、

引率の先生は慣れているのか「あ、荷物来ないね。手続きしに行こうか」とやけに冷静。

空港のカウンターで書類に記入しました。ここで書類なんて書いても絶対に意味ないだろうと思いながら。

 

私の不安をよそに、スケジュールは動き始めた。

幸いにも下着などはプロジェクトのメンバーに借りて生活していたが、やはり荷物がないことはとても不便で、不安でもあった。

 

荷物がない1日を過ごした翌日、

なんと、スーツケースが見つかったとの連絡が!!

夕方に到着する予定とのこと。

この知らせを聞いたときはとてもとてもホッとしました。

 

スーツケースが届いた!

到着予想時刻よりだいぶ遅れてやきもきしていたのですが、何はともあれスーツケースが私の元に戻ってきた!

届けてくれたドライバーはどう見ても、酔っ払い。

相変わらず、タンザニアの緩さを感じました笑

 

届いたスーツケースは

喜びの束の間、私はある異変に気付きました。

スーツケースが、ボロボロになっていたのです。

スーツケースにつけていたベルトもなくなっており、明らかにスーツケースを開けて調べられた形跡がありました。

中を調べていると、案の定なくなっていたものが。

 

それは、

シャンプー

シャンプーとリンス一緒に入れていたはずなのに何故かシャンプーだけなくなっていた。盗るなら、せめてリンスにして欲しかった泣

電子辞書

おそらく、パソコンだと思われたのだろうと思う。何故手荷物に入れておかなかったのか、とてもとても後悔した。タンザニアスワヒリ語で実際に使う機会もなかったのに。

スーツケースベルト

TSAロック付きのまあまあ高いベルトだったのに、なくなっていました。。

 

他にも何かなくなったものがあった気がするのですが、思い出したら適宜追記します。 

 

地味になくなると痛いものがなくなって、少しショックでしたが荷物が自分の手元に戻ってきただけマシだと思うようにしました。

 

ちなみに、タンザニア日本に帰ってくる便でもロストバゲッジこそしませんでしたがスーツケースを開けられた跡があったため、私のスーツケースか荷物に何か異常があったのかな?と思います。

もちろん、麻薬など違法なことには手を出していません!!

未だに何故あそこまで私のスーツケースが調べられてのかは、謎です。

 

帰国後:保険の申請

幸いにも海外旅行保険に入っていたため、盗難品の分を保証してもうことができました。

スーツケースも無料修理サービスがあり、修理してもらうことができました。

 

盗難品の保険について、私の場合は盗まれた品物の保証書やレシートがある場合は提示するのですが、ない場合は製品の詳細(電子辞書の場合、型番など)や使用期間について聞かれ、それを元に製品の現在の価値を算出して保険金が出ました。

 

日本についてからも、空港で盗難を証明する書類を発行してもらったりと面倒な手続きもありましたが、海外旅行保険に入っていて良かったと思いました。

 

以前他の記事でも書いたのですが、本当に海外旅行保険に入っておいた方が良いです!!

 

それでは。