TOEICを受ける意味について考えてみた
こんにちは。ハリ子です。
TOEICといえば、英語力を証明するためのとてもメジャーな資格ですよね。
就職や転職、仕事などにおいてもTOEICで高い点数を持っていると有利だと考えられがちです。
私はTOEICで920点を取ったことがありますが、自分自身が感じたメリット、デメリットを元にTOEICを受ける意味について考えてみました。
そもそも、TOEICとは?
TOEICは、米国に拠点を置く ETS(Educational Testing Service)という世界最大のテスト開発機関によって開発されました。
アメリカ留学の際などにスコアの提出が必要になるTOEFLもETSが開発したテストです。
1970年代に初めて導入された時はわずか3000人あまりだった受験者が、今では245万人が受験しているそうです!すごいですね〜。
TOEIC Listening & Readingの基本情報
- 問題数:200問(リスニング 100問・リーディング 100問)
- 制限時間:2時間(リスニング 45分・リーディング 75分)
- 試験方式:マークシート方式
- 結果:990点満点 ( Reading 495点満点、Listening 495点満点)
- 1年に10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)
- 全国 80都市で実施
- 申し込み方法:インターネット、コンビニ端末
- 受験料:5,725円(税込)
- 受験者数:年間約250万人(団体受験を含む・2015年調べ)
TOEICにはSpeaking & Writingという他のタイプのテストもあるのですが、あまりメジャーではないため割愛します!
TOEICを受けるメリット
履歴書に書くことができる
TOEICは知名度もあり信頼されている資格なので、履歴書に書いて自分の英語力を証明することができます。
聞いたことも無いようなよくわからない資格を持っていると言われるよりも、TOEICで◯◯点を持っています、と言われた方が信用できると思いませんか?
ある意味、学歴と似たような効果だと思います。
東京大学卒業→頭が良いだろう、と自動変換されるように TOEICで高得点→英語ができるはず、という認識が広く普及しているため、自分の英語力に対して公的な信頼が生まれる点はメリットだと思います。
自分の英語力を客観的に知ることができる
TOEICは英検のように合格・不合格が決まるのではなくスコアが出るので、客観的に見て自分の英語力がどの程度のランクにあるのか知ることができます。
受験結果から自分の強み・弱みを知れることで、今後の英語学習でどの点を重点的に学習すれば良いのかが明確になることはメリットの一つだと思います。
英語を学ぶモチベーションに繋がる
TOEICの点数を上げるために英語の勉強を頑張っている、という人も多いと思います。
TOEICは頑張れば頑張るだけ点数が伸びるテストです。
スコアで英語力を示してくれるので目標を立てやすく、ゆえに目標までの道筋も立てやすいです。
霧で全く前が見えず、いつまで歩き続けたらいいのか分からないハイキングよりも、頂上やそこまでの道が見えているハイキングの方が精神的に楽ですよね。
TOEICの点数は英語学習の一つの道しるべになっているのです。
TOEICのデメリット
世界では通用しない
私はこれまで2回留学を経験しましたが、どちらも重視されるのはTOEFLのスコアでTOEICのスコアは聞かれませんでした。
日本ほどTOEICという試験が広く普及している国は世界ではあまり無いように思います。
私の個人的な意見なので異論がある方もいるかもしれませんが、TOEICはTOEFLやSAT、IELTSといった世界基準のテストと比べて、テスト自体のレベルがかなり低いです。
TOEICのスコアだけ持っているからといって、世界で通用する英語力が鍛えられるかと言われればそうではありません。
世界で通用する英語を身に付けたいのなら、TOEICではなくTOEFLの対策をした方が良いと思います。
費用がかさむ
TOEICの受験費は5,725円と決して安くはありません。
年に複数回受験するとなるとそれなりにお金がかかります。
さらに、本格的にTOEICに向けて対策をするなら本や教材を買ったり教室に通ったりと、何かと出費は多くなります。
ただ、今はインターネットで手軽にTOEICについて調べたり対策ができたり(ある程度までは)するので、費用に関しては抑えようと思えば抑えられるかもしれません。
まとめ:TOEICを受ける意味とは?
TOEICは、自分の英語力を可視化することができるため、英語学習の道しるべとなりモチベーションの維持や目標の設定がやりやすい。
また日本の中では認知度が高く、公的な資格であるため就職活動や転職活動の際のアピールポイントとなる。
しかし、TOEFLなどと比べ世界的に見ると知名度は低く、有用なのは日本国内だけかもしれない…。
というのが今回の記事のざっくりとした内容でした。
個人的には、少なくとも日本にいるのであればTOEICのスコアは取っておいて損はないと思います。
TOEICの点数を持っていると「英語ができる奴」認定されて、仕事の幅が広がるかもしれません。(ビジネスで使えなくても、TOEIC900点台だと言うだけで「すごーい!」と尊敬を集められます笑)
日本では、昔ほどではないとはいえ経歴や肩書きがなんだかんだ見られます。
そんなにすごいオーラを出していなくても、何か秀でるものがある→こいつはなんか凄い、と思わせることで得することがあります。
TOEICは絶対に勉強をすれば点が取れるテストなので、勉強して良いスコア目指しましょうね。
それでは。