私がTOEIC920点、英検一級に至るまでのお話
こんにちは。ハリ子です。
今まで旅系について書いてきたので、今回は英語について書こうと思います。
英語を学びたいと思った初めのきっかけ
もともと海外には漠然とした憧れや興味があり、中学三年生の夏休みに2週間ほどイギリスの学校のSummer Schoolに参加しました。
その頃の私の英語力は一般的な中学生レベルでした。
実際に現地に行くと、英語が全くと言っていいほど話せないことに気付きました。
英語は知っているはずなのに、英文が口から出てこないのです。
なんとか簡単な英単語(Your eyes are beautiful、と中東系の女の子に言った覚えがあります。緑がかった青い瞳で、本当に綺麗だったのです。)をひねり出しても、会話という会話は数回のやり取りで終わってしまう。
そんな私に外国人の友達ができるはずもなく、結局終始日本人とつるんで終わりました。
英語力はSummer Schoolでは全くと言っていいほど向上しませんでしたが、自分の英語力の無さに気が付けたという点では、行って良かったかなと思います。
とはいえ、帰国してからも英語には授業で触れるくらいで、特に何かしていた訳ではありませんでした。
転機:留学
転機になったのは、高校一年から一年間アメリカに留学したことです。
友人が留学をするという話を聞き、自分も留学を意識しました。
留学エージェントを利用し、アメリカのBoarding School(寮のある学校)に一年間行くことになりました。
留学前は不安もありましたが、楽しみな気持ちも大きかったです。
実際に留学先に行ってみて
辛い日々
日本人の全くいない環境は、正直、自分の想像以上に大変でした。
英語が思うようにできないストレスと日本語が喋れないストレスで発狂しそうでした。
言語の壁のため、自分の不安や愚痴を吐き出せる友人がなかなかできず、孤独でした。
激しいホームシックにかかり、毎晩のように母親に泣き言を言っていました。
時差ボケで夜眠れなくなり、無性に寂しくなって日本の友人とラインしていました。
日本の友達の楽しそうな写真をSNSで見ては、うらやましくなりました。
ネイティブの子の話すスピードに追いつけず、自分の英語のできなさに愕然としました。
それでも。
フィールドトリップがあった時、思い切って隣の子に話しかけてみました。
毎日の課題の教科書のページを、何度も何度も辞書で言葉を調べながら読み進めました。
クラブ活動に参加しました。
話しかけられた時には、簡単でも何かしら返すように努めました。
ネイティブの子が話している時には分からなくても耳を傾け、かろうじて分かる単語を拾っては、何について喋っているのか理解するよう努めました。
ネイティブの子が使っている表現でいいなと思うものを、自分の中にストックしていきました。
少しずつ、環境が変わっていった
課題のページは辞書がなくても一発で意味がわかるようになり、課題を終えるスピードが格段に早くなりました。
クラブ活動を通して友達ができ、その子の部屋に遊びに行くようになりました。
ネイティブの子に発音を褒められるようになりました。
ネイティブの子が話すスピードに頭の理解が追いつくようになりました。
授業では、文章が自然すぎておかしいと先生に剽窃を疑われるほどになりました。
生徒の英語力を測るTOEFL PBTでは、英語の点数が飛躍的にアップしました。
なんでそんな表現知ってるの?とネイティブの子に驚かれるようになりました。
想像していた留学のイメージとは異なっていた
留学に行けば自動的に英語ができるようになって、友達もたくさん出来てホームパーティーなんかに行ったりして、キラキラ過ごせるはずだと、漠然と思っていました。
実際は、辛いと思ったこと、もうやめたい、帰りたいと思ったことだらけでした。(特に最初。三ヶ月もすると環境に慣れ始めます。)
自分が想像していた留学とは違ったけれど、あの時の留学の経験があるからこそ今の自分があるのだと強く思います。
一度自分の中に基礎ができてしまえば、TOEICや英検など試験の対策はあまり必要ではありません。もちろん、問題の傾向の把握はやっておいて損することはないですが。
実際、私も初めてTOEICを受ける前は、実戦形式の問題集をサラッと一冊やったくらいです。
英語学習において重要かつ必要なこと
広告で、これをやるだけで英語が喋れるようになる!とか、聞き流すだけでぺらぺらに、とか色々ありますが、ああいった教材だけで本当に英語がぺらぺらになった人がいるなら、是非お会いして話を聞いてみたいものです。
なんでもそうかもしれませんが、語学力を上げるには、とにかく地道な努力の積み重ねが物をいうと思います。どれだけ英語に触れ、どれだけ英語をインプットし、アウトプットしてきたか。インプット、アウトプットの量が多い人ほど、「英語ができる」のだと思います。
私の大学時代の知人で、とても優秀な方がいました。
留学経験があり英語はもちろんペラペラ、フランス語も大学から始めたはずなのに発音も綺麗でどんな文章でもスラスラと読んでいく。
彼女はいつも、分厚い外国語の本を読んでいました。
常に努力を怠らない、その姿勢があるからこそここまで優秀なのだなと思いました。
語学は生物
語学は特に、インプット&アウトプットし続けていないとどんどん能力が落ちてしまう厄介な性質を持っています。まさに生物です。
使っていないと錆びついてしまい、再び以前のようになるためには時間がかかるのです。
日本語を考えてみてください。
皆さんは日々日本語を話し、日本語でラインをし、日本語の本を読んだり漫画を読んだりする。これは、日常的にインプットとアウトプットを行っているのです。
こうして日本語の能力は維持されていくのです。
英語も同じです。きっと他の言語も同じだと思います。
言語習得のコツは、インプットとアウトプット!
これに尽きます。
なんだか少し話が脱線してしまいましたが、いつかおすすめのインプット&アウトプット方法について書こうと思います。
それでは。