ハリネズミのハリ子

20代会社員女子。日々感じたこと吐き出します。

[ボスキャリ体験談] 内定が一つも貰えなかった話

f:id:harinezumi-hariko:20190516234633j:plain

こんにちは。ハリ子です。

今日は、ボストンキャリアフォーラム(通称:ボスキャリ)に参加した時の話を時系列に沿って書いていこうと思います。

 

ボスキャリとは?

ボストンキャリアフォーラムとは、ボストンで開催される、留学生のための合同企業説明会+その場で面接、上手くいけば3日で内定が出るよ!という就活イベントです。

国際派の学生を採用したい一流企業がこぞって参加するため、留学に行っていて就活する時間がない学生は要チェックのイベントなんです。

 

時系列

とりあえずホテルだけ予約した大学3年の6月

ボストンキャリアフォーラムというイベントがあることは知り合いから聞いて知っていました。とりあえず調べてみよ…と思いGoogle先生で検索。

すると

ホテルと航空券は早めに取るべし!

という記事を発見。ふむふむ、そうかと思い、Hotels.comでとりあえずホテルを予約し、これで周りの人より一歩リードできたかもしれん…と満足感に浸っていました。

 

留学に行った大学3年の8月

実は私、大学3年の後期にヨーロッパの大学に半年間交換留学に行ったんですね。

この時は留学先の履修登録や住む場所の確保などでいっぱいいっぱいで、ボストンキャリアフォーラムのことなんて考えもしませんでした。

 

授業が忙しくて大変だった大学3年の10月

オリエンテーションが終わって授業が本格的に始まり、なかなか忙しくなってきたのがこの頃。レポート課題が毎週のようにあって、課題に追われていました。

私がレポートに追われている間にも、ボスキャリへの時間は刻一刻と迫っていました。

ESの”締切”という文字がちらほら出てくる中、私はなんとかなるだろうと甘く考えていました。

 

ボスキャリ直前

とりあえずESだけは書いておかなければと思い、ESは日本語と英文の両方を書きました。

ギリギリでも受け付けてくれそうな企業には一通り送り、とりあえず一安心。

これで心置きなくボストンに行けるわ〜と、我ながらとてもお気楽に考えていました。

今考えたら殴ってあげたいですね、はい。

 

ボスキャリに参加した

そして、ボスキャリが始まりました。

入学式ぶりくらいに大量の黒スーツの学生集団を見て、圧倒されました。

ボスキャリの間は、この街の8割くらいは今日本人学生なんじゃないの?と思うくらい就活生で溢れていました。

 

大量の人、大量のブース

ボスキャリの会場となっていたボストン・コンベンションセンターの中は大量の就活生と企業のブースとで溢れていました。

あちこちで企業説明会が開かれ、学生が人事と話し、面接が行われており…。

思えば、ここで初めて「就活」の意味を体感したと思います。

ああ、就活ってこういうことなんだと、思うと同時に

私はまるで、間違えて違う世界に入り込んでしまったかのような感覚にとらわれました。

 

 私は、

本気で内定を貰おうとしている人の中に入り込んでしまった場違い感。

どうしても拭えない違和感。

を感じていました。

当たり前です、これまで就活について真剣に考えたことはなかったのですから。

 

履歴書を出していた企業はあったので一次面接のお誘いは数社から頂いていたのですが、

「ウチの会社を志望する理由は?」

「自己PRをしてください」

「将来はどんなことをやりたいの?」

 

という質問に対して、心の中で

(そんなのわかんないよ〜〜〜)

と思いながら、とりあえず思いつきで話していました。

人事の反応はそりゃあもう、渋かったです。

丁寧に反応してくれた企業さんもあったけれど、今から考えると愛想笑いだったなーと思います。

 

ゲストハウスでのプレッシャー

私が泊まったゲストハウスは、ボスキャリに参加する学生で溢れていました。

朝、朝食会場に行けばどこの企業とディナーに行っただのどこの面接に通っただの、そんな会話しか聞こえてきませんでした。

また、私は4人で1部屋のドミトリーに泊まっており、全員がボスキャリの参加者だったため部屋の中でも情報交換という名の牽制合戦が繰り広げられ、私はそんな中にいることに疲れてしまいました。

そこでどうしたかというと、

NYに逃亡しました

 

ボスキャリの独特の雰囲気とゲストハウスのプレッシャーに耐えられなくなった私は、

せっかくアメリカに来たのだからニューヨークに行こうと思い立ちました。

私は過去にニューヨークを訪れたことがあり、その時にブロードウェイミュージカルを見てとても感動したんです。

ボストンからニューヨークまでは長距離バスで約5時間、しかも結構安く$20くらいで行ける。この機会を逃したらもうアメリカなんて当分来れないかもしれない。自分にとって無意味でストレスの溜まるだけの就活イベントに参加するよりミュージカルが見たい。

よし、NY行こう!!

 

こうして私は、キャリアフォーラム2日目に、ボストンから逃避してニューヨークを訪れることにしたんです。

お目当のミュージカルは、ライオンキング・オペラ座の怪人・CATSと3本続けて見ました。散財したなあ…。

 

結果

内定は、当たり前ですが一つも貰えず。

ブロードウェイミュージカルを見た経験だけが残りました。

 

私のボストンキャリアフォーラムの思い出は散々でしたが、しっかりと準備をしていれば短期間で内定を得ることのできる非常に効率的なイベントだと思います。

実際に私の友人もボスキャリでコンサル会社の内定を貰っていました。

また、ボスキャリの前にやっておいた方が良いことについて記事を書こうと思います。

長々と書いてしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

それでは。